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卒塾生・保護者の声

Voices of graduates and parents

保護者の方の感想

「スピーチコンテスト」保護者感想文より

  • 本日のコンテストのためにシナリオを作り、まとめて自力で大勢の人の前で発表するまでのプロセスは楽な事ではなかったかと思います。日常の何気ない出来事やこれまでの経験から、心に残っている方々に思いを馳せながら、塾生の皆さんが真剣に取り組まれた成果に感心致しました。我が子は、こういった形式のアピールが苦手だと感じております。本日もなんとなく不消化な気分だったようです。ですが、周囲の塾生さん方の様子は心に伝わってきたようです。まだまだ経験、体験の少ない息子ですが、これから先、少しでも自分に自信を持って取り組めるのではないかと思っております。ついつい他の塾生さんと比較してしまうのですが、息子なりの成長を見守っていきたいと思っています。
  • 本日は塾生の皆さんのスピーチを聞くことができ、感謝しております。話の上手な子、お話は苦手そうでも一生懸命話している子、皆さんそれぞれで、とても楽しく拝聴致しました。息子は準備不足でさぞひどいスピーチかと覚悟して参りましたが、思ったより悪くなくホッと致しました.萩焼もすばらしく。次回のスピーチコンテストも楽しみにしております。
  • 昨日のスピーチコンテストのテーマが「伝えたい感謝の言葉」ということで、子供たちが誰に対してどの様なことに感謝しているのか 関心を持ちながら拝聴させて頂きました。 塾生のみなさんが感謝の思いを2~3分という限られた時間の中で各自の現時点での精一杯の力で表現しているのを目の当たりにしてとても感動いたしました。ファンデーションの教育担当の方もおっしゃっていましたが、スピーチの上達の鍵の一つは場数を踏む事だと私は考えます。実際に1回目の入塾式のスピーチよりも2回目、そして今回の方が格段に良くなっていました。スピーチの回数を踏むたびに、自分の課題点を見つけて一つ一つを改善して行くことで確実な成長が出来ると私は固く信じています。 塾生の発表から経験をしてみるということの重要性を改めて痛感いたしました。

塾生の方の感想

経営者の方々の熱を込めた言葉を受け取った。(小6男子)

バッカーズで学んだ大きな柱として「コミュニケーションの重要性」を挙げたい。先に述べた、企業のトップの方々、現場の皆さんが口をそろえておっしゃっていたのが、この「コミュニケーションの大切さ」だ。これも、学校やテレビや新聞などでもよく取り上げられる話題ではあるが、僕がバッカーズの一年を通して感じた「コミュニケーションの重要性」とは、たんに話題の豊富さや言葉遣い、表現力や語学力といった技術的な事柄ではない。

ふつうコミュニケーションというと、自分の言いたいことをはっきり述べて、相手に伝えることだと思われがちだが、僕が学んだのは、ふつうだったらコミュニケーションが成立しないような場面を打開し、コミュニケーションが成立しない相手との間に「橋」を架ける能力のことだと思う。そのためには、多くの企業トップの方々が身をもって示してくださったように、マニュアルに頼るのではなく、自分の頭で考え、臨機応変に、ちょっとだけ「ふだんとちがう自分」を見つけて、なんとかする能力だと思う。

というのも、テレビなどでよく言われるように、「伝わる」「伝える」ということの「効率のよさ」をコミュニケーション能力だというならば、その言語を使う人口が多い英語や中国語で話すしかなくなってしまうからだ。そうではなく、たとえ話が通じないような相手であっても、何としてでも理解してもらえるように、その場で「なんとかする」ことがコミュニケーション能力だと思う。

バッカーズで僕たちに語りかけてくださったのは、皆さんすばらしい実績や経験を持った「すごい大人」の人たちばかりだった。ふつうだったら、僕のような小学生が(今は中学に進学したが)そうした方々の言葉に触れる機会などないし、コミュニケーションも成立しないだろう。実際、そのような方々の言葉は、正直に言って難しく、小学生が知らないような言葉や考え方もたくさんあった。しかし、講話をしてくださった企業人の先生方は、ご自身の人生をかけた言葉で熱を込めて語ってくださった。たとえ、相手が小学生であっても、「心の底からどうしても伝えたいこと」をなんとか伝えようとしてくださった。言葉が難しくても、経験がなくても、きっとわかるはずだと、僕たちの理解力を信用して話してくださった。だから、結果的に先生方が一番伝えたかったことを、うわべの言葉だけではなく、しっかり受け取ることができたと思う。

ユーモアを交えたスピーチの楽しさを学んだ。(中1女子)

バッカーズ寺子屋と学校は、どちらも学ぶ場所ですが大きく違います。何が違うかというと先生が違います。第一に学校の先生は紙を見ながらしゃべりますが、塾長は絶対に紙を見ず、目の前にいる人を見ながら話します。第二は塾生に決定権を与えてくれることです。決定権をくれるのは私たちを信頼してくれている証拠だと思うし、信頼してくれているからこそ私たちはルールを破ったり、人に迷惑をかけたりしないよう行動しようとします。一方、学校の先生は私たちに決定権をくれたりはしません。だから生徒は自分の頭で考えずに、人まかせにしてしまうのではないでしょうか。このことがバッカーズ少年教育十原則の二つ目にある「自己責任とは」につながっていると思います。

入塾する前は長い文章を書いたり、人前でスピーチをすることがとても苦手で、特にスピーチは一生懸命原稿を作ってそれを覚えても、本番では緊張して文章を忘れてしまったり失敗することがよくありました。でもバッカーズ寺子屋では、今までとは違うやり方で、暗記せずにその場で感じたことを取り入れるスピーチを学びました。スピーチコンテストで仲間に聞いてもらい、競い合うことを繰り返すことによってスピーチをすることに慣れ、少し楽しさを感じるようにもなりました。

また、「原稿を作り、その原稿をなるべく正しく真面目に読む」のが学校のスピーチでしたが、バッカーズ寺子屋ではスピーチにも少しユーモアを交えて話すことを学びました。かたくるしい話をずっと聞いていても飽きてしまいます。でも少しユーモアを交えることによって、話を聞く側が飽きずに聞けると同時に頭に話の内容が入りやすくなります。私はスピーチをしていて、聞いている人が笑ってくれたり、うなずいてくれたりすると話しているうちに緊張もほぐれて嬉しくなるので、ユーモアは話す側と聞く側の両方にとって良いと感じました。自分が聞く側のときは、うなずいたり笑ったりしていこうと思います。

楽しい合宿、充実した講座、達成感は一生の思い出。(小6女子)

1年間の活動とはいえ、全部で25講座『実質1ヶ月間の活動』です。こんなに充実した1ヶ月は後にも先にも、もうないと思うぐらい楽しいものでした。その中でも私が一番楽しかったのはなんといっても合宿です。初めての合宿の時は、まだお互いによく知らないみんなと行く不安がありましたが、シーマートでの買い物、釣り、そして夕食作りなど本当に楽しく、そして学びの多いものでした。合宿中に作成した萩焼きでは萩焼きコンテストで2位をとることができ、とてもいい思い出です。

2回目の足立美術館研修では日本の文化に触れました。足立美術館は本当に素晴らしく、特に景色を1枚の絵画と見立てて、365日違った姿を楽しむという考えに感動しました。今まで日本の文化について意識したことがなく、自分の国のことなのに意識が低かったことを反省しました。日本が良く、繊細で丁寧な気遣いができる民族と言われる由縁はこういう、感性なのだろうと思いました。トップの方々が教えて下さった心遣いもこういうところからきているのだと思いました。そして、3回の合宿で一番メインとなる合宿はやっぱり、卒塾合宿『萩往還』でした。10期でバッカーズにいた兄から話は聞いてはいましたがやはり30kmという距離を想像できず、みんなの足を引っ張ることになったらどうしようとか思っていました。でも、思っていたより大変ではありませんでした。それは一緒に同じゴールを目指す仲間がいたからです。みんなで助けあって全員無事にゴールすることができました。私1人では30kmという距離は歩けなかったと思います。毎回楽しかった合宿ですが、今改めて振り返ると合宿で学ぶことはもちろんですが、座学で学んだことを実践する場でもあるということに気づきました。

皆、励まし合って助け合って萩往還を歩ききったのだと思います。とても大変でしたが歩ききった後は達成感がありました。この達成感は一生の思い出になると思います。

講座で学んだ「話の聴き方」を今後も活用したい。(中3男子)

僕がバッカーズ寺子屋の講座の中で1番印象に残った講座は第1講座です。初めての講座であったということもあり、今も覚えている講座のひとつなのですが、この講座で1番心に残った話が「話の聴き方」でした。正直「話の聞き方」なんて小学校の時に習ったことだったので、なぜまた学ばなければいけないのかと最初は思っていました。

しかし、塾長は僕が知っている「話の聞き方」とは違う「話の聴き方」を教えてくださいました。その「話の聴き方」は僕達の知っている「話の聞き方」とどう違うかと言うと、「話を聞く」ということはただ受け身で話を聞くことを意味していて、話し手の話がまったく身に付くことはありません。塾長の「話の聴き方」は人の話を真剣に聴き、インプット、アウトプットをしてその話の内容を自分の身に付けることです。僕はこれが「話の聴き方」だということを学びました。そして自分が今まで学校や講義などで、ためにならない「話の聞き方」をしていたことに気づきました。僕と同じ年代の子達はこの「話の聴き方」を知らないことが残念に思えます。

僕はこの講座後、学校などで「話を聴く」ことをするようになり、話を理解し、話の中で大事だと思ったことを自分のものにすることができるようになりました。この「話の聴き方」を今後色々な場面で活用することができるようになりたいです。